神津島について(概要)
神津島に伝わる「水配りの伝説」の紹介とともに、伊豆諸島誕生伝説「水配りの儀」を知ろう。神津島を歴史から感じたい方は要チェック!(2分46秒)
  • 東京諸島・伊豆諸島の島の一つ
  • 東京から約180km・下田から約55km
  • 北緯34度12分、東経139度8分に位置
  • 面積は18.58キロ平方メートル
『神津島』の由来
その昔、事代主命という神様が、伊豆の島々を作る為に、神々を集めて相談をする拠点としたのがここ神津島であります。昔は「神集島」と書いたそうです。また、神津島の天上山では出来上がった伊豆七島の神々が集まり、水の分配の会議が行われたという「水配り伝説」もある神秘的な島です。
地勢と環境
神津島は伊豆諸島のほぼ中間に位置し、白い砂浜と入り江、緑豊かな山と変化にとんだ美しい島です。島の中央にそびえる天上山は、四季折々の花々が咲き「花の百名山」や「新日本の百名山」にも数えられる山です。また、地下水が豊富で島の各所より湧水が湧いており、東京の名湧水に数えられています。このため、山菜や野草も多く繁茂しております。海の水質と透明度は日本一にも選ばれた綺麗な海で、ダイビング、釣りなどのマリンレジャーも盛んに行われております。
集落
一村一集落で、約4キロ平方メートルの地域に人口約2,000人、約850世帯の人々が生活しております。村内の道路は入り組んでおりますが、ほとんど前浜海岸の都道にアクセスしており、迷うことはありません。村落内の交通手段としては徒歩が一番です。
教育施設
保育園、小学校、中学校、都立高等学校がそれぞれ1校づつあります。このほか社会教育施設として、開発総合センター、多目的広場、金長運動公園、郷土資料館等があります。

教育文化について
文化と伝統
神話に由来する古い歴史と伝統をもつ神津島は、祖先を敬う厚い信仰が息吹いており、神社や寺、祭や伝統行事を守り続ける風習が残されています。郷土資料館では、古い昔の島を偲ぶことが出来ます。
産業
神津島では、漁業、農業、観光が主産業です。昔から特に漁業が盛んで、キンメダイ、イセエビ、赤いか、タカベなどの魚種やとこぶし、あわびなどの貝類、天草、イギスなどの海藻類を季節ごとに漁を行っています。また農業では、あしたばやレザーファン、パッションフルーツなどが代表作物です。観光は年間約4万人の方が島を訪れます。
気象
神津島は海に囲まれて夏は涼しく、冬も比較的温暖で、一年をとおしてしのぎやすい気候です。